動き出す看護職員の確保策
2019年6月27日、厚生労働省は「看護職員確保策に関するこれまでの議論のまとめ(たたき台)」の資料を公開した。
現在の看護職員の確保策は、「国、地方自治体、国の指定する中央ナースセンター、各都道府県の指定する都道府県ナースセンターが連携して、「新規養成」「定着促進」「復職支援」を柱とした取組を進めている」としている。
動き出す看護職員の確保策の気になるポイント
1.新規養成
2.復職支援
3.定着促進
4.訪問看護、介護分野等における看護職員の確保
5.地域間、領域間における偏在への対応
6.看護職員の確保策推進の仕組み
上記6点についてこれまで議論された意見とこれからの施策の方向性についてまとめられる。
中でも項目1、2、4では「キャリアパスの推進」について触れ、地域の医療現場への就職、新卒看護師等が訪問看護への就業の推進、また、「多様なキャリアを選択できるよう訪問看護ステーションや介護保険施設等での研修の実施、看護管理者に対する多様な背景を持つ看護職員の活用に関する研修の推進」を方針として提案し、看護師の働き方の多様性について認知させる方針が見られる。
出典:
厚生労働省|医療従事者の需給に関する検討会 第10回 看護職員需給分科会
厚生労働省|資料 看護職員確保策に関するこれまでの議論のまとめ(たたき台)