NP教育課程修了者の活動成果とニーズについて事業報告書を公表
2019年7月30日、日本看護協会は「NP教育課程修了者の活動成果に関するエビデンス構築パイロット事業報告書」を公表した。
この報告書の目的はNP教育課程修了者の現場における役割構築の支援とともに、今後のエビデンス構築の基盤を作り、NP教育課程修了者の活動とエビデンス構築に結びつく成果等について好事例を集め、広く情報発信をすることである。
2018年度にNP教育課程修了者の活動成果に関するパイロット事業を、6施設(訪問看護ステーション1カ所、介護老人保健施設2カ所、病院3カ所)の協力を得て実施し、活動成果と現行の仕組みでは対応できないニーズについて公表。
NP教育課程修了者の活動成果とニーズについて事業報告書の気になるポイント
NP教育課程修了者は患者・利用者によりタイムリーな対応が可能となっており、患者・利用者のアウトカムに貢献していることなどが示される。
同時に、現在の仕組みの下では、薬剤を用いたタイムリーな症状の緩和など対応できない患者・利用者の医療ニーズがあることも明らかになった。
実施方法は以下
・自施設における NP 教育課程修了者の役割や活動について整理
・量的研究の手法を用いて、NP 教育課程修了者の活動による患者・利用者アウトカムへの影響を検証
・上記成果が NP 教育課程修了者のどのような役割や活動によるものなのか等について考察
・上記すべてをまとめた「事例報告」を提出
となっており、各施設に対して支援者の協力を得て事例作成を依頼した。
出典:
日本看護協会|ニュースリリース
日本看護協会|NP教育課程修了者の活動成果と現行の仕組みでは対応できないニーズ について事業報告書を公表 PDFリンク [PDF:415.0KB]
日本看護協会|NP 教育課程修了者の活動成果に関するエビデンス構築パイロット事業 報告書
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