厚生労働省ホームページでは「宿泊施設に待機中の入国者等への健康フォローアップ等の実施手法について」という資料が公開されている。
オリンピックに伴い、多数の入国者への新型コロナウイルス水際対策が行われている。
今回はその対応とは何をしているのかを紹介する。
入国者への水際対策
対応機関
各都道府県、保健所設置市、特別区衛生主管部局
水際対策の内容
新型コロナウイルス感染症の水際対策強化の一環として、入国者健康確認センター(センター)を設置
入国後14日間、すべての国・地域からの入国者等に対して、
・位置情報
・健康状態の報告
・ビデオ通話等による居所確認等(健康フォローアップ等)
健康フォローアップに応答しない場合
健康フォローアップ等を行う中で、自ら確保した宿泊施設に待機中の入国者等が健康フォローアップ等に応答しない場合、センターより当該宿泊施設に架電し、当該入国者等の客室への取り次ぎをお願いすることがあるため、管内宿泊施設への周知をお願いしている。
なお、入国者等においては、入国時に記載する「誓約書」において、宿泊する施設に対して照会を行う場合がある旨を誓約している旨を添える。
誓約書の一部
誓約書には、入国後14日間、
①自宅又は宿泊施設など自ら申請した場所、又は検疫所が確保する宿泊施設で待機すること。
なお、やむを得ない理由により待機場所を変更する必要が生じた場合は、自宅又は宿泊施設を管轄する保健所及び入国者健康確認センターに事前相談すること。
②他者との接触を行わないこと。③公共交通機関(不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、国内線の飛行機等)を使用しないこと。
上記を含め、厚生労働省が指定するアプリをインストールすること等が記載されている。
オリンピックに際し、感染者を増やさないためにも、入国者の対応は重要なものであるが、感染原因と考えられる路上飲み等も厳しく管理する体制も整えられることを期待する。
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上記を通じて、最前線でご尽力されている医療・福祉機関の方々の一助になることを望む。
参考:
宿泊施設に待機中の入国者等への健康フォローアップ等の実施手法について | 厚生労働省
誓約書(個人) | 厚生労働省