2020年度予算案が閣議決定
2019年12月20日、来年度(2020年度)予算案が閣議決定された。厚生労働省所管分の労働保険などの特別会計を除いた「一般会計」の予算額は、32兆9861億円(前年度当初予算と比べて1兆220億円・3.2%増)で、うち社会保障関係費は32兆6323億円(同1兆494億円・3.3%増)となった。
「令和2年度予算案の概要」では、「健康寿命延伸等に向けた保健・医療・介護の充実」を厚生労働省予算案における重点事項の中の三本柱の一つとして掲げている。
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「健康寿命延伸等に向けた保健・医療・介護の充実」は
1.地域包括ケアシステムの構築
・地域医療構想・医師偏在対策・医療従事者働き方改革の推進
・介護の受け皿整備、介護人材の確保
・認知症施策推進大綱に基づく施策の推進
2.健康寿命延伸に向けた予防・健康づくり
・生活習慣病の疾病予防・重症化予防
・介護予防・フレイル対策
・保険者のインセンティブ強化
3.生産性向上に向けた医療・福祉サービス改革
・データヘルス改革
・ロボット・AI・ICT等の実用化推進
上記がポイントとして挙げられている。「地域医療構想・医師偏在対策・医療従事者働き方改革の推進」の予算は、1,171億円(977億円)。「病床ダウンサイジングの支援」や、「看護師の特定行為研修、医師事務作業補助者・看護補助者の確保支援、医療機関管理者のマネジメント研修の推進」等が含まれる。
出典:
厚生労働省|令和2年度厚生労働省所管予算案関係
厚生労働省|令和2年度厚生労働省予算案の概要 PDF[3,577KB]
GemMed | データが拓く新時代医療|病床ダウンサイジング、救急病院の働き方改革など2020年度厚労省予算で支援