感染症から国を守る検疫官(看護師)
2020年2月3日より、横浜港沖に停泊中のクルーズ船にて、新型コロナウイルスの感染者発生のため検疫作業が行われた。
この検疫の際に活躍する職務として検疫官(看護師)がある。
感染症から国を守る検疫官(看護師)の業務の気になるポイント
検疫官(看護師)の業務として
・航空機及び船舶の検疫業務および健康相談業務
国際線で到着した乗客の健康状態を確認し、健康相談を行い、検疫感染症に感染している疑いがある場合に、検査への手続きにつなげる。
あらかじめ有症者がいることが判明している場合、検疫官が機内(船内)にて有症者の問診と他の乗客からも同様に聞き取りを行うなど、検疫感染症の国内への進入防止に必要な措置をとる。
・予防接種業務及び海外保健医療情報の提供
予防接種や接種の介助や渡航者に対する電話等での個別に健康相談を行う。
・港湾衛生業務・船舶衛生検査
航空機や船舶及び空港、港湾周辺区域において検疫感染症等の病原体を媒介するねずみや蚊族の生息調査。
船舶における総合的衛生検査を行い、船舶衛生管理証明書等の交付を行う。
などが挙げられる。
また、感染症に関する専門的な情報をわかりやすく提供・説明することも検疫官(看護師)の業務となる。
渡航者へ向けた感染症の疫学、診断、治療等に関する情報提供の場として、「FORTH(海外で健康に過ごすために)」(https://www.forth.go.jp/index.html)というホームページでがあり、他にも各検疫所のホームページにて情報提供を行っている。