日本看護協会による復職呼びかけ、約700人の看護職が復職し活躍
2020年5月22日、日本看護協会のホームページにて「ナースセンター登録者(潜在看護職)への復職依頼 約700人の看護職が軽症者施設や病院などで活躍」の資料が公開された。
同協会は、4月3日には潜在看護師へ復職を呼びかけ(詳細記事)を行う考えを公表しており、4月7日の政府が発令した緊急事態宣言の後、翌8日にはeナースセンター求職登録者・届出制度登録者約5万人の看護職に復職の依頼メールを一斉に送信したと言う。
日本看護協会による復職呼びかけ、約700人の看護職が復職し活躍の気になるポイント
都道府県ナースセンターには
・看護職 5,718件
・病院・施設 642件
・その他施設 440件
から相談・問い合わせがあり、
・求職者数 2,687人
・求人数 1,119人
・施設・病院などに紹介した 1,236人のうち 696人が就業
・求人充足率 62.2%(5 月 18 日現在)
に上るとされている。
資料内では復職した看護職の活躍を具体的に紹介。活躍の場は病院のみならず、コロナ関連の軽症者宿泊施設、社会福祉施設も含まれる。
日本看護協会は「復職者が安心して安全に業務を遂行できるように、就業前の研修を充実させて参ります。」と復職者をフォローしつつ、引き続き都道府県看護協会と連携し、看護職求職者と求人施設に乖離のない丁寧なマッチングを迅速に行う姿勢だ。
新型コロナウイルス感染症は第2波や第3波が懸念されている。
本サイトでも引き続き「新型コロナウイルス蔓延による影響を受ける医療・福祉機関を応援」し、看護師不足問題に対して少しでも力になれるよう取り組んでいく。
出典:
ニュースリリース | 日本看護協会
ナースセンター登録者(潜在看護職)への復職依頼 約700人の看護職が軽症者施設や病院などで活躍