今回は、医療福祉従事者の収入や信用を利用できる、資産運用の中でも「つみたてNISA」について紹介したい。
【つみたてNISA】医療福祉従事者の資産運用
【投資】
「投資」とは利益を見込んでお金を出すことで、株式や投資信託などの購入がこの「投資」に当たる。
値上がりや利益の分配などを通じて、預貯金よりも利益を得られる可能性が高いという性質がある。
投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果がある。
「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向がある。
また投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できる。
※投資信託:「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」のこと。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行う。
【つみたてNISA】
「つみたてNISA」とは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度。
購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られている。
※累積投資契約:一定額の金融商品(ETF・株式投資信託)を、定期的に継続して買い付けることについて、金融商品取引業者等と約する契約のこと。
つみたてNISAでは、毎年40万円を上限として一定の投資信託が購入可能。
各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益(譲渡益)が購入した年から数えて20年間、課税されない。
非課税で保有できる投資総額は最大800万円となる。
投資方法は定期的に一定金額を購入していく方法に限られる。(ドル・コスト平均法)
基準価額が安いときは多く、基準価額が高いときは少なく購入することになり、結果として平均購入価額を安くすることができる。
元本割れによって資産を減らすことも考えられるため自己責任ではあるが、つみたてNISAに加え、長期投資と銘柄選定によっては、貯蓄よりも将来の資産を増やせる可能性がある。
次回はイデコ(個人型確定拠出年金)についても触れていく。
本サイトでは、看護師、保健師、助産師、看護助手、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、ケアマネージャーを対象とした求人情報の無料掲載を行っている。人材の確保の手段の一つとしても広く周知されたい。
上記を通じて、最前線でご尽力されている医療・福祉機関の方々の一助になることを望む。