サブタイトル | 認知症の人の日常生活・社会生活における支援を充実する |
PR文章 | <開催のねらい> 認知症ケアの質を高めワンランク上のサービスを提供するヒントが見つかる! 記憶力や判断力の低下によって孤立しがちな認知症高齢者の方が、地域での生活を継続するために私たちにできる支援は何でしょうか。認知症の方が不安なく生活できる社会をつくるためには、私たちが正しく認知症を理解し、認知症の方が気軽に社会参加できる環境や支える側の負担を軽減する状況をつくることが大切です。私たちは本当に「認知症」と「人」を正しく理解できているのでしょうか。この研修会では、【認知症の人の日常生活・社会生活における支援を充実する】を目的に、「なぜ、拒否が起こるのか?介護場面でのコミュニケーションから探る」「介護の専門職として本人が望む生活の営みを支える視点・工夫とコミュニケーション報酬」「自己効力感を高める役割づくり」「認知症ケアと予防の環境整備とプログラムづくり」を大きなテーマとして、翌日からの認知症ケアの現場実践で実践できる、ワンランク上の質の高いサービスを提供するためのヒントを多数ご紹介いたします。 |
研修会の内容 | <タイムスケジュール> 【第1講座】10:30~12:00 「ケアを拒否!?こんな時どうする?認知症の方への適切な支援とは~BPSDを回避する適切なコミュニケーション」 講師:川畑 智氏(株式会社Re学 代表取締役/理学療法士) 脳機能をイメージしながら認知症ケアを考えることで、今まで見えなかった・気づかなかったことに気付き、好ましい認知症ケアと出会うことができます。 「認知症=脳の症状」ですので、脳機能の理解こそ認知症ケアが変わる第1歩。 「不安→不満→不信→不穏」の流れを断ち切るテクニックをお伝えします。 昨日までの「どうしよう?」を、今日から「こうしよう!」に変えましょう。 (内容) ・認知症と非認知症の「世界観の違い」【公式(!→?→!?)】 ・脳機能から診た「中核症状」から【公式(○→△×)】 ・脳機能から診た「認知」の意味【公式(■+■=)】 ・脳機能から診た「BPSD」の考え方【公式(- → +)】 【第2講座】12:50~14:20 「「生きがい」「その人らしさ」を引き出す環境・活動の工夫~地域啓発活動×予防ケア×認知症ケアの多様な支援~」 講師:直井 誠氏(和が家グループ 代表) 今まで3か所の認知症や共生デイを立ち上げて、運営してきた経験を元に、認知症ケアで何が必要なのか、和が家流認知症ケアをお伝えします。 また、午前中講演予定の川畑式理論の考え方と非常に連動したケアを提供しているため、非常にイメージしやすくお役に立てると重います。 その理論をもとに、和が家グループで大切にしている認知症ケアの実践とこれは絶対に欠かすことができない内容をできる範囲内でお伝えさせていただきます。 周辺症状がある方のケアもしながら、中核症状のある方へのケアを同時進行で行うのが介護現場の現実で、だからこそ現場が落ち着くために必要なケアの基本要素があります。 その基本要素の考えをまずは1人の職員ではなく、仲間となる職員みんなで理解し実践していかないと、不安から安心の現場には変わりません。 とはいえ、和が家グループも新人職員が多く、過去の大規模施設などの職場では認知症ケアを実践してこなかったスタッフも多く、認知症ケアを実践するには、生活相談員や介護職員同士の連携が必須であり、非常に苦労するのはどこも一緒だと思います。 そんな安心の現場を創る過程や、認知症の方が安心していく生活ケア・社会参加ケアの実践事例を画像でお見せします。 毎日が試行錯誤しながらのケア現場ではありますが、安心を作り出す認知症ケアを一緒に学んでいきましょう。 (内容) ・和が家流認知症ケアの極意とは ・密着ケアで関係性を築けることが大前提!!そのためにどうするか? ・24節気ケアでご本人の長期記憶や感情記憶を生かす ・環境を整える事でご本人の可能性も見いだす!!スタッフの連携と力量が問われる ・実践あるのみ!!新型コロナ禍でも十分に出来るご本人にとっての生活参加活動はある 【第3講座】14:30~16:00 「認知症のひとへの生活行為向上リハ・楽しみと脳トレの活動の工夫」 講師:浅野 有子氏(非営利一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事/作業療法士) 個別機能訓練加算のⅠ・Ⅱが統合され、デイサービスでは算定がしやすくなる方向で介護報酬の改定が準備されています。言い換えれば認知症の人、そうでない人へも生活行為の具体的な向上を目指した機能改善の計画が必要だということです。皆さんの現場ではどんな準備をされていますか? 利用者やその家族も世代が移り変わり、単に優しく世話をする、お決まりの体操や歌や塗り絵やゲームの提供だけでは満足をいただけない対象者も増えてきています。個別の説明場面での説明する言葉、伝え方にも工夫が必要になっています。選ばれ、信頼される地域資源になるためには、機能訓練指導員だけが苦悩するのではなく、スタッフの総力で機能改善や利用者の機能に応じた活動支援に取り組むことが効果的で、実践的です。 本講座では、「利用者の機能別のチームリハ・チームケアの体系化」「介護度別の生活行為向上に向けた目標例」などをお伝えします。また、現場ですぐに取り組める、認知症機能改善の作業や活動についても例示いたします。認知症者のリハビリテーションについて、生活行為向上はもちろん、個々の利用者にとって意味ある生活行為への接近の仕方についてもヒントが伝えられるように工夫します。認知症者のリハビリテーションについて、生活行為向上はもちろん、個々の利用者にとって意味ある生活行為への接近の仕方についてもヒントが伝えられるように工夫します。 そして 地域と一緒に取り組む認知症支援の例(本来のあるべき地域リハビリの姿…それは私たちのチームも目指しながらまだ到達できていませんが…)についてもお伝えできたらと準備しております。 皆さんと意見交換できることを楽しみにしています。 【内容】 ・生活行為の実態の評価!認知・遂行機能の評価をどう効率的に行うか ・ケアマネジャーがケアプランを策定する際に参考書式として活用している課題整理総括表 ・利用者個々の解決すべき生活上の課題をチームが共有し、具体的で達成可能な目標をどう表現するか ・「個別支援計画」「個別機能訓練計画」「リハビリテーションマネジメント」の表現例 ・個別機能訓練とチームで提供する「自己トレーニングの例」「アクティビティケア」 【第4講座】16:10~17:30 「認知症の転倒予防プログラム~環境整備・反射促進・身体認知改善ほか~」 講師:妹尾 弘幸氏(総合介護施設ありがとう 総施設長/理学療法士) 転倒・骨折(怪我)の原因はさまざまでこれらの原因に対するアプローチは現場ではあまり行われていません。 特に環境が人の行動に及ぼす影響力は大きく、特に認識力や遂行機能等が低下している認知症の方は、環境設定により大きく活動レベルが変化します。 この講座では、上記を踏まえ理解した上で認知症の方向けの新しい視点の転倒予防について学びます。 (内容) ・認知症の方の転倒のさまざまな原因を考える ・転倒原因に対するさまざまなアプローチ ・環境設定の考え方と実際(認識力・記憶力・注意の持続力・手続き記憶など) ・新しい視点からの転倒予防プログラム など 【その他】 ・日本認知症ケア学会単位認定講座 認知症ケア専門士単位:申請中 ・定員になり次第締切ます ・会場での開催が難しくなった場合は完全オンラインセミナーとして開催いたします 【新型コロナウィルス感染対策として】 ・新型コロナウィルス感染症対策としてクローズドセミナーとさせていただきます ・2月上旬の感染拡大の状況によってはオンラインでの開催に変更いたします ・換気のため「ドア」や「窓」を開放する時間を設けます ・参加者は、お互い距離をとってご着席いただけるよういたします ・会場に、手指消毒剤を設置致しますのでご活用ください ・受講当日は、ご来場いただく前に体温測定をお願いいたします ・体調にご留意いただき、もし体調不良(風邪症状がある場合・息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ、高熱など厚生労働省の通知による)があれば参加はご遠慮ください <詳細> https://tsuusho.com/dementia |
講師 | 川畑 智氏、直井 誠氏、浅野 有子氏、妹尾 弘幸氏 |
主催 | 日本通所ケア研究会 |
具体的な開催日時 | 2021年3月20日(土)10:30~17:30 |
開催地の住所・アクセス方法 | CIVI研修センター新大阪東(大阪府大阪市東淀川区東中島1-19-4) JR新大阪駅東口より徒歩2分 |
費用 | 3,500円(1講座/税・資料代込み)/11,000円(全講座/税・資料代込み) |
定員 | 限定60名 |
対象 | 認知症ケアに携わる看護師、保健師、リハ職、介護職 |
申し込みURL | https://tsuusho.com/dementia |
お問い合わせ方法 | 公式ホームページよりお申し込みいただくか、事務局までお問い合わせください。 【公式ホームページ】 https://tsuusho.com/dementia 【資料請求・お問い合わせ】 日本通所ケア研究会 〒721-0902 広島県福山市春日町浦上1205株式会社QOLサービス内 TEL:084-971-6686 FAX:084-948-0641 メール:info@tsuusho.com |
実践!認知症ケア研修会2021(大阪会場)
2021年3月20日(土)10:30~17:30
