妊産婦に対する保健・医療体制の在り方の検討
2019年6月10日、厚生労働省保険局より、「妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会 議論の取りまとめ」の資料が公開された。「妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会」は今年の2月から行われている。
妊産婦に対する保健・医療体制の在り方の検討のポイント
大きな項目として、
・ 妊産婦に対する相談・支援の在り方
・ 妊産婦に対する医療提供の在り方について
・ 妊産婦に対する連携体制の構築について
・ 妊産婦の健診や診療の評価等の在り方について
が挙げられ、それぞれの項目において、「現状と課題」「主な意見」「今後の取り組み」についてまとめられている。
「今後の取り組み」の中で保健師、助産師の必要性に触れる中、昨年議論を起こした「妊婦加算」については、項目「妊産婦に対する医療提供の在り方について」、「妊産婦の健診や診療の評価等の在り方について」の中で触れられており、「単に妊婦を診療したのみで加算されるといった、前回と同様の妊婦加算がそのままの形で再開されることは適当でない」とする文に対し、「妊産婦の診療において、質の高い診療やこれまで十分に行われてこなかった取組を評価・推進することは必要である。」と続く。これからの中央社会保険医療協議会での議論に期待される。
出典:
厚生労働省|議論の取りまとめ(概要)[PDF形式:404KB]
厚生労働省|人々の安心な暮らしと尊厳を守る訪問看護の体制整備と人材確保を