看護師を続けたい理由と辞めたい理由
2020年9月11日、日本看護協会はホームページにて「2019年病院および有床診療所における看護実態調査」を公開している。
この調査については「看護師の給料・休日・職場環境実態調査」にて、「夜勤・交代制勤務」「時間外労働」「看護職が受ける暴力・ハラスメント」の実態に加え、職場環境として重要な給与・休日(主に有床診療所)に注目して紹介した。
今回は看護師が離職する理由に焦点を当て、働き続けることができる職場作りへ役立てたい。
「看護師を続けたい理由と辞めたい理由」の内容
現在の勤務先からの離職について
年齢別に離職について考えているかどうかについては、下記の通りの結果となっている。
年齢層が低いほど離職を考えている割合が高い。
29歳以下
「考えている」:56.4%
「考えていない」:43.2%
30~39歳
「考えている」:47.3%
「考えていない」:52.5%
40~49歳
「考えている」:38.5%
「考えていない」:61.4%
50~59歳
「考えている」:33.2%
「考えていない」:66.4%
60歳以上
「考えている」:24.1%
「考えていない」:75.9%
全体
「考えている」:44.9%
「考えていない」:54.9%
離職を「考えていない」回答者が現在の就業先で働き続けたいと考える理由(上位3つを選択)
「通勤の利便性が良い」:32.0%
「同僚との関係が良い」:31.0%
「時間外労働(残業)が少ない」:26.6%
「看護師の給料・休日・職場環境実態調査」で注目していた、休日や給料に関する項目に関しては、
「年間休日数が多い」:8.3%(11位)
「仕事に見合った賃金である」:8.3%(12位)
と、あまり重要視されていないという結果。
離職を「考えている」回答者が現在の就業先で働き続けるために実現したいと考える項目(上位3つを選択)
「仕事に見合った賃金額である」:43.9%
「時間外労働(残業)が少ない」:24.1%
「年次有給休暇が取得しやすい」:18.3%
※「年間休日数が多い」:17.9%(4位)
離職を考える理由には休日や給料、労働時間に関するものが上位にきている。
労働時間に関しては、離職を考えている者も考えていない者も重要視していると捉えられるが、働き続けたいと考える理由に、休日や給料の項目が上位にきていないことから、労働時間に見合った給料と休日の確保は当たり前であり、最低条件であると捉えることもできる。
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