【日本看護協会】ナース・プラクティショナーと看護師の違いとは
2020年8月25日、日本看護協会ホームページにて、「ナース・プラクティショナー(仮称)と現行法で定める「看護師」の業の違い」のページが公開された。
当サイトでもナース・プラクティショナー(NP)に関して、過去に記事に取り上げている。
NP教育課程修了者の活動成果とニーズについて事業報告書を公表
離島・へき地へ安定した医療の提供を ※文章内でNPについて紹介
今回は、日本看護協会が公表したNPと看護師のできることの違い、保健師、助産師、准看護師との差についても見ていく。
【日本看護協会】ナース・プラクティショナーと看護師の違いの内容
日本看護協会ホームページにて記載されている表を参考に以下にまとめる。
【ナース・プラクティショナー(仮称)案】
業(できること):一定の範囲の診断・治療 + 傷病者、じょく婦に対する療養上の世話、診療の補助
免許付与機関:国
教育機関:大学院
教育期間:2年
【看護師】
業(できること):傷病者、じょく婦に対する療養上の世話、診療の補助
免許付与機関:国
教育機関:看護師学校養成所
教育期間:3年以上
※「看護師」免許保有者の中には、以下の看護師もいる(複数に該当する場合もあり)
・国が定める特定行為研修を修了した看護師(研修機関は大学院、大学、専門学校、大学病院、病院、医療関係団体と多様)
・日本看護協会が認定する資格を有する専門性の高い看護師(専門看護師や認定看護師)
・日本看護協会以外の他団体が認定する資格を有する看護師(民間資格)
-診療看護師やJANPU-ナースプラクティショナー(本会では合わせて「NP教育課程修了者と呼称」)
-呼吸療法認定士、フットケア指導士、認知症ケア専門士
【保健師】
業(できること):保健指導
免許付与機関:国
教育機関:保健師学校養成所
教育期間:1年以上
【助産師】
業(できること):助産 + 妊婦、じょく婦、新生児の保健指導
免許付与機関:国
教育機関:助産師学校養成所
教育期間:1年以上
【准看護師】
業(できること):医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、傷病者・じょく婦に対する療養上の世話、診療の補助
免許付与機関:都道府県
教育機関:准看護師養成所
教育期間:2年以上
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